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一冊の本に感銘を受けて始めた不動産経営。秘訣はプロの意見を素直に聞くこと。
今回は高松市内に数棟のマンションを所有されているオーナー様にお話を伺いました。サラリーマン時代は、全国、世界を飛び回り、仕事で世界一周をした経験も。現在は企業の顧問を務めながら、投資に不動産経営等の投資をされています。
マンション経営を始めたきっかけを教えてください。
不動産投資を始めたきっかけは、新入社員時代に読んだ「ライフワークの見つけ方」(著・井上富雄)という本に出会ったこと。この本の著者は人生25年計画のひとつに「三十代、四十代とかけて不動産をひとつずつ取得する」という目標を掲げていて、私も40歳の時に初めて物件を購入することになりました。
「サラリーマンでもマンションを買える」という雑誌の広告を目にし、実際に札幌まで足を運んで、古いものから新しいものまで20棟くらい見学しました。札幌で出会った「入居者が求めている物件を建てて、それを都会の家主に売る」という普通とは逆の発想に感銘を受けました。
管理を依頼した経緯を教えてください。
県外で生活をしていましたが、高松駅近くの分譲マンション購入を機に、生活の拠点を高松とし、この地で不動産に力を入れることにしました。その頃、郊外にマンションを建てたのですが、管理を任せていた建築会社が倒産し、客付けの力がなくなった。そこでたまたま見かけたグローバルセンターに飛び込みで、管理の相談を持ちかけました。今から10年ほど前のお話です。
グローバルセンターに管理を任せてみると、客付け能力が高いので、空室期間が圧倒的に短くなりました。定期的にセミナーもあるので、新しい情報が入ってくるのも良いです。
賃貸経営で気を付けていることを教えてください。
「素直」であること(笑)。提案は素直を受け入れます。グローバルセンターは客付けのプロなので、常にベストな提案をしてくれていると思っています。私は直接、お客様に会っているわけではないので、現場の意見を聞くようにしています。
あとは即レス!故障等のリクエストも含め、メールはすぐに返信します。そうでないと、グローバルセンターは次のアクションをとれなくなるので、入居者に迷惑をかけますしね。
不動産を含め、投資についてはどうお考えですか?
不動産は固定資産税がかかるので、持っているだけならマイナスになります。今は普通のサラリーマンでも家を買って転勤で住めなくなれば貸せばいい。それも賃貸業です。ただ不動産は建物であれば、どこかでリセットして現金化する方法を考えないといけません。相続にしても不動産は平等に分けることが難しいので、税金のかからない金融資産にシフトしていく方が楽かな、と思っています。
私の資産形成の考え方としては、月給はもちろん、不動産でも株でも定期的にお金が入ってくる仕組みを作っておく。あとは収入と支出の差を広げておくことも大切です。
知識・経験が豊富なオーナー様で、お話しているといつも新しい発見があり、刺激をいただいています。設備トラブル等でご連絡すると、すぐに返信いただけるので、現場もスピーディーに動くことができ大変助かっています。ありがとうございます。
担当:オーナーサービス課・榎本